ヤマザクラいつまでも 竹田小児童が苗6本植樹 朝来・立雲峡
2021/02/27 05:30
斜面にヤマザクラの苗木を植える竹田小の児童たち=立雲峡
兵庫県朝来市和田山町竹田、立雲峡でこのほど、近くの竹田小学校の4年生21人がヤマザクラを植樹した。竹田城跡を望む斜面で、スコップなどで穴を掘って苗木6本を植え、成長を願った。
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北近畿有数のサクラの名所。第3展望台周辺には多くのソメイヨシノが植わり、春には花見客でにぎわう。竹田地区の住民らでつくる「立雲峡・山桜を守る会」が同小に呼び掛けて毎年植樹しており、11年目。植えた苗は約10年で花を咲かせるという。
この日は児童が4人程度のグループに分かれ、同会の会員からアドバイスを受けながら作業。数十センチの深さの穴に苗木を入れて土をかぶせ、周りを獣害防止用の柵で囲った。
児童(10)は「急斜面で柵を立てるのが難しかった。元気に育ってくれるのが楽しみ」とにっこり。同会会長の古屋耕三さん(69)は「高齢化で人手不足だが、植樹を続けてきれいな山を維持したい」と話している。(竜門和諒)