春彩る黄色のじゅうたん 食品会社の農園、菜の花3万本が満開
2021/03/20 05:30
「トキワ」の農園で満開を迎えている菜の花=香美町香住区三谷
兵庫県香美町香住区三谷の食品会社「トキワ」が社屋周辺で開放する農園「さとの風ファ~ム」で、菜の花約3万本が満開を迎えている。近隣の山々を背景に黄色い花が一面に咲き誇り、矢田川沿いの桜並木が開花すれば、サクラとの競演も楽しめるという。見頃は今月いっぱいまで。(金海隆至)
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同社は2018年、社屋周辺に広がる田んぼ約8千平方メートルを借りて農園を整備した。四季の移ろいとともに、菜の花やヒマワリ、コスモスが咲く景色を楽しめるように、社員が地元住民の協力を得て植栽を進めている。
菜の花は昨年10月下旬ごろ、寒さに強い品種「京都伏見寒咲花菜(かんざきはなな)」の種を社屋北側の約2千平方メートルにまいた。前年は暖冬のため1月初旬に咲き始めたが、今年は雪が残った影響で、例年より遅い3月上旬に開花。背の高さも低めの20センチ程度にとどまるという。
豊岡市の男性(45)は「車での通りがかりに目に入り、立ち寄った。これだけの数が咲いていると壮観。カメラで撮った画像を受講生とも共有できたら」と話していた。同社TEL0796・36・4001