兵庫県香美町香住区三谷の発酵食品会社「トキワ」が社屋周辺で開放する農園「さとの風ファーム」で、ヒマワリ約6万本が満開を迎えている。青空の下、黄金色の大輪が波打つように咲き誇り、訪れた人たちがカメラを向けるなどして夏のひとときを楽しんでいる。
同社は3年前、社屋周辺に広がる農地約8千平方メートルを借りて農園を整備。春は菜の花、夏はヒマワリ、秋はコスモスと季節に応じた花を植え、地域の景観づくりに一役買っている。
ヒマワリは今年の5月末と6月初めに、社員らが大型の花を咲かせる「ハイブリッドサンフラワー」の種をまき、育ててきた。7月初旬から開花し、現在では高さ2メートルほどに成長。8月中旬ごろまでは見頃が続くという。
同県豊岡市から休日に訪れた女性(22)は、友人と満開の花に囲まれ「いい気分転換になった」と声を弾ませていた。
また、同社1階のカフェ「さとの風」では、主力商品のお酢を使った果物のスムージーやシェイクなどをテークアウト販売中で、喉を潤すこともできる。
無料。午前8時~午後5時。同社TEL0796・36・4001
(金海隆至)