飲食店や小売店で使えるクーポン、全市民に配布へ　養父市がコロナ対策

　兵庫県養父市は２５日、市内の飲食店や宿泊施設、小売店などで使える５千円相当のクーポンを全市民に発行すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大を受けた経済対策の一環。６月３日に開会する市議会定例会に、市独自の支援策などを盛り込んで３億２３００万円を増額する一般会計補正予算案を提出する。 関連ニュース ベッドの上で水におぼれる－「命の終着駅を見た」　体育会系５０代男性会社員を襲った重症化 神戸市大規模接種、初日は５５４人　トラブルなし ワクチン接種「やっとできた」　高齢者から安堵の声

　新型コロナの影響に苦しむ小売店や事業所を支援する狙いで、昨夏と昨冬に続き３回目となる。配布は８月の予定で、利用期間は３カ月程度とする。
　また、経営に大きな打撃を受けている飲食店や宿泊施設、旅行業者に、給付金を支給する。売り上げ規模により法人は２０万～６０万円、個人は１０万～３０万円。休業要請に応じて協力金支給を受け取った事業者などは除く。
　また、市内で新型コロナの感染者が広がっていることを受けて園児や児童、生徒向けのＰＣＲ検査費も盛り込んだ。こども園や保育所、小中学校などの関係者に感染者が出た場合に、検査キットを使って実施する。（桑名良典）