サツマイモ掘ってビックリ「なんだこりゃ」 サッカーボール大も
2021/10/08 05:30
サッカーボールほどもある大きなサツマイモがごろごろと実った=豊岡市出石町
兵庫県豊岡市出石町の農業神谷徳一さん(73)の畑で今秋、巨大なサツマイモが続々と収穫された。最大で1株から6・7キロ分が採れており、サッカーボールほどもある大きなイモがごろごろと実っている。神谷さんは「掘ってみて、なんだこりゃと驚いた。長年サツマイモを作ってきたが、こんなに大きいのは初めて」と笑顔を見せる。(阿部江利)
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同地区で水稲や野菜を育てる神谷さん。サツマイモは「気が向いた年は植える」といい、今年は「紅あずま」の苗50本を植えた。9月28日に収穫したところ、1本の苗にボール大のイモが2~3個実ったケースが相次いだという。
神谷さんによると、通常は苗を植えるときに畝(うね)を立てるが、今年は畑に直接植えた。同じ畑では昨年、鶏ふんをたくさんまいてキュウリを育てており、「栄養分が土の中に残っていたのかも。こんなことは生まれて初めて」と笑う。
県豊岡農業改良普及センターによると、サツマイモが大きくなるのは、複数の根がくっついたり、いったん発育が終わった後に天候や養分に恵まれたため、違う成長点からさらに大きくなったりした可能性などが考えられるという。重さ1、2位のイモは近くの簡易郵便局や直販所などに寄贈し、展示されている。