新温泉町長選 候補者の横顔 平沢剛太候補(48)=無新
2021/10/28 05:30
平沢剛太候補(48)=無新
31日に投開票される新温泉町長選は現職と新人の一騎打ちとなった。立候補した平沢剛太候補の主張と横顔を紹介する。(末吉佳希)
関連ニュース
カヤック体験や特産品…まちの魅力、観光にフル活用 地域限定の旅行会社設立 新温泉町
まち全体がお化け屋敷に 3日から「有馬妖怪演劇」 有馬温泉つうしん
城崎の湯上り情緒に打ち上げ花火 夏は平日毎晩200発 竹野浜は3年ぶりに夜空彩る
■若者が魅力感じるまちに
「今やらなければならないことを進めたい。そういうチャレンジだ」
町の停滞に強い危惧を持つ。公約は、若者がUターンしやすいまちづくり。若者にとって魅力的なまちにすることが、地域の維持につながると信じる。
ふるさと教育の充実や、「故郷で働く」イメージを持ってもらうインターンシップ制度の新設などを重要課題とする。
「住む場所や働く場所はあるのか」という人も多いが、ハウスメーカーと連携して「空き家バンク」を活用すれば移住先を確保できる。高齢化が進む地域では事業者も人手不足で、「潜在的な雇用はある」とみる。
新型コロナウイルスによる「地方分散」の流れを受けた企業誘致にも意欲を燃やす。コロナ後の観光振興として、旧温泉高校の跡地を、イベント会場や小型無人機ドローンの基地に、とも提案。「若い商工事業者は面白いアイデアを持っている。その熱を活用したい」と語る。
本格的に政治家を志した根幹には町職員時代の経験がある。日々の業務を通じて住民にサービスを提供できるが、自分の管轄外の事業では難しい。「役場全体をプッシュしたい」と2017年に町議に立候補し、当選。故郷の将来のため、町に対してさまざま提案を行ってきた。
大事にしている言葉は「ろうそくは身を減らして人を照らす」。苦しい思いをしてでも、町や住民の未来のため力になる覚悟だ。趣味のマリンスポーツやスキーは、「忙しくて最近はできていない」。子ども2人。週末には得意の料理で家族を喜ばせる。
【特集ページ】新温泉町長選