電動バイクで小代の旅へ 観光協会が周遊サービス

2021/11/24 05:30

電動バイクに乗って小代地域の豊かな自然を満喫できる周遊サービス「小代ぷちたび」=今年9月、香美町小代区貫田(香美町小代観光協会提供)

 兵庫県香美町小代観光協会は今月上旬から、小代の豊かな自然に触れる新たな旅の形を提案しようと、電動バイクを使った周遊サービス「小代ぷちたび」を始めた。町の補助を得て購入した5台を、観光客らに有料でレンタルし、地域に設定したコースを巡ってのどかな時間を過ごしてもらう。4月~12月中旬の実施を予定し、辺見裕作会長は「四季折々の小代の風景を肌で感じて」とアピールしている。(金海隆至) 関連ニュース 日本で最も美しい村連合 香美町小代区が再認定 コロナ拡大で観光に新たな形 「密」を避け、楽しむ自然 城崎温泉巡りは電動キックボードで 観光客らに貸し出しプロジェクト 兵庫・豊岡市


 新型コロナウイルスの感染拡大で、近場で過ごす「マイクロツーリズム」が注目される中、公共交通機関の少ない小代区で周遊観光に適した交通手段として電動バイクの活用を考案した。
 同区内の名所など約10キロを巡る「うへ山但馬牛コース」は、ふれあい温泉おじろん(同区大谷)を発着点に、日本の棚田百選に認定されている「うへ山の棚田」や、久須部渓谷の要滝などを観賞して楽しめる。道中には、但馬牛を飼育する牛舎や小代特産のスッポンの養殖場もあるという。
 電動バイクの運転は原付き免許の取得者に限られ、充電設備を備えた同協会事務所(同区神水)で貸し出す。うへ山但馬牛コースは山間地を走るため起伏があるが、平地では時速20~30キロで走行できるという。
 レンタル料は90分3千円(保険代別途500円)。延長は10分ごとに100円。利用時間は午前9時~午後5時。予約や問い合わせは、同観光協会TEL0796・97・2250

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