神鍋高原で冬山開き スキー場「安定して雪降って」
2021/12/07 20:45
玉串を奉納する参列者ら=奥神鍋スキー場
雪のシーズンを前に、兵庫県豊岡市の神鍋高原にある3カ所のスキー場のにぎわいと安全を願う冬山開きの神事が7日、奥神鍋スキー場(同市日高町山田)で行われた。地元観光協会やスキー場関係者ら約50人が参列した。
関連ニュース
初滑り、仮装の親子は「干支の引き継ぎ」 六甲山スノーパークがオープン
氷ノ山国際スキー場で冬山開き 積雪、来客に期待「いいシーズンに」
緑のゲレンデ、真っ白に 「六甲山スノーパーク」に人工雪
神鍋高原のスキー場は、2019年度は暖冬による雪不足でほとんど営業できなかった。20年度は年末年始の大雪で利用者が増えたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令や、終盤の気温上昇によって一部が2月末で営業を終えたことなどから例年通りとはいかなかった。宿泊も少なかった。
この日、神事では、神職が春先まで雪が積もることを祈り、はらい清めるなどした後、参列者が順番に玉串を奉納した。
奥神鍋スキー場は造雪機でコースの準備を進めており、24日にオープンする予定。運営会社「奥神鍋」の井上博夫社長は「今年からファミリーコースを増設したので、安定して雪が降ってほしい」と話していた。(石川 翠)