但馬の市街地や温泉街で積雪 列車など交通に影響も
2021/12/19 05:30
温泉橋に積もった雪をかく住民=新温泉町湯
17日夜から断続的に雪が降り続き、18日朝に兵庫県豊岡市や朝来市の市街地などで積雪がみられた但馬地域。新温泉町の湯村温泉街でもうっすらと雪が降り積もり、JR山陰線が一時運転を見合わせたほか、播但線でも一部列車に遅れが出た。18日の日中も時折雪が舞い、雪で立ち往生する乗用車もあった。
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JR豊岡駅前では、ブーツを履き、手袋を身に着けた人が目立った。中にはフードをかぶり傘を差す人も。会社員の女性(37)は「今年も、本格的な冬がやってきたと実感した。例年と比べて、積もるのはちょっと早かったかな」と、雪を見つめた。
JR和田山駅では早朝から構内外で除雪作業が行われた。JR山陰線は、豊岡-胡麻(京都府)間で竹が倒れたため、始発から運転を見合わせた。播但線に乗って姫路経由で京都に向かった女子高校生は「遠回りだけど、仕方がない」と、足早に乗り込んだ。
新温泉町の湯村温泉街では、住民らが今季初の雪かき作業を行った。春来川に架かる温泉橋周辺では、道路沿いや歩道に積もった雪をシャベルですくっては、川へ流していた。近くの男性(75)は「歩道の除雪は、宿泊客に安全に散策を楽しんでもらうためのおもてなし」と話し、作業に汗を流した。(丸山桃奈、末吉佳希、桑名良典)