湯村温泉(兵庫県新温泉町湯)の中心部にある温泉橋に、夏の風物詩「癒(いや)しの風鈴」がお目見えした。南部鉄器の爽やかな音色と川のせせらぎのハーモニーが涼しさを演出している。30日まで。
湯村温泉観光協会が2007年から毎年実施。もともと民家や旅館の軒先につるしていたが、近年はよりまちの風景に映え、音も響くよう橋の上に集中して設置。このほど、旅館のおかみや同協会員らが風鈴に「YUMURA(ユムラ)」などと書かれた短冊を下げて約25個を取り付けた。
同協会の朝野泰昌会長は「(源泉の)荒湯や春来川を背景に写真を撮るなどして風情を楽しんでもらえれば」と話している。
同温泉街では夏休み企画として30日までの宿泊客に、源泉でゆでた「荒湯たまご」の引換券をプレゼント。浴衣で同協会を訪れた人に周辺店舗で使える500円券(2日間有効)を贈る。同協会TEL0796・92・2000
(末吉佳希)