牛、羊、ヤギ…ぬいぐるみのような8頭誕生 但馬牧場公園でベビーラッシュ 新温泉

2022/04/30 05:30

白い毛並みがぬいぐるみのような羊の赤ちゃん=但馬牧場公園

 春の訪れとともに、兵庫県立但馬牧場公園(新温泉町丹土)に飼育動物のベビーラッシュが到来した。牛や羊、ヤギの計8頭が誕生し、愛くるしい表情が来園者の心を和ませている。(末吉佳希) 関連ニュース 移送中に死んだ1歳キリン 死因は呼吸不全 体勢を変えようと転倒、首を曲げた状態戻せず 海水浴場にイルカの群れ「こんなに近くで見たことがない」 「食べられます」直径25cm巨大キノコ発見


 同公園では、繁殖用の但馬牛や羊、ヤギ、ウサギ、モルモットなど100匹近くの個体を飼育する。例年春先から動物たちの出産が相次ぎ、4月には大動物舎で暮らす但馬牛の子牛2頭が生まれ、小動物舎では羊の雌3頭、ヤギの雄3頭が産声を上げた。
 同園北側の小動物舎ではヤギや羊の赤ちゃんが母親と暮らす。体長は30~40センチほどで、ふわふわの毛に包まれた体はぬいぐるみのよう。人なつっこく、見学者に近寄ったり、母乳を飲もうと母親に甘えたりする姿がとても愛らしい。
 同園南側の大動物舎では但馬牛の子牛が牧草の上でくつろぐ。母牛がそばに寄り添い、時折体をなめたりしながら愛情を注いでいるほか、出産間近でおなかの大きな母牛も見られる。
 17日には、冬季に閉鎖していた「動物ふれあい広場」がオープン。1・5ヘクタールの広場に羊やヤギが放し飼いされ、より間近で見学することができる。同園の秋山敬孝課長は「これからすくすくと育つよう、来園者にもたくさんの愛を注いでほしい」と話している。
 木曜休園。午前9時~午後5時。入園無料。同公園TEL0796・92・2641

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