田んぼに浮かぶ「寅」　もち米と古代米で色分けオリジナルキャラ描く　香美町

　兵庫県香美町香住区三川で、今年のえと・寅（とら）のキャラクターを描いた田んぼアートが見頃を迎えた。１０月の稲刈りまで楽しめそう。 関連ニュース 市花「ヒマワリ」で田んぼアート　地元児童ら稲刈りで協力、日没後にガーデンライト点灯　小野 榎列小の開校150周年記念、田んぼアートくっきりと　児童が下絵に沿って苗植え、鎌での稲刈り体験 緑の稲穂に浮かぶヒマワリ、古代米で田んぼアート　おの桜づつみ回廊から一望

　約千平方メートルの休耕田を使った取り組みで、昨年のヤドカリに続いて２回目。
　稲穂の色が異なるもち米と古代米を植えた。古代米は赤、黒、緑に色づき、田植えの際に寅の絵柄になるように苗を配列した。寅の顔の輪郭は、ひらがなの「と」「ら」を組み合わせて描いたという。
　寅の隣の田んぼには「三川」や「トワコ」の文字が浮かび上がる。トワコは、寅のキャラクターをデザインした豊岡市の女子高生の名前という。田んぼアートプロジェクトの代表を務める会社員駒居栄治さん（６２）＝香美町＝は「三川地区は佐津川や田園の風景も魅力で、ぜひ見に来てほしい」と話した。
　同区下岡の西下岡公民館近くに「おくさづ田んぼアート　８キロ先」の看板があり、表示に従って佐津川沿いに車を走らせると「田んぼアート」ののぼりが見えてくる。（長谷部崇）