障害者らが現代舞踊 神戸拠点の団体、22、33日公演 豊岡演劇祭

2022/09/22 05:30

稽古を行う参加者ら(ダンスボックス提供)

 「豊岡演劇祭2022」に、現代舞踊のNPO法人「ダンスボックス」(神戸市長田区)のプロジェクトから誕生した団体「ミミビ・フロム・ダンスボックス」が登場する。旅をテーマにした舞踊「未(いま)だ見たことのない美しさ ~豊岡ver.~」を22、23日に豊岡市民プラザ(兵庫県豊岡市大手町)で披露する。 関連ニュース 視覚障害者が困っていたら…声かけは斜め前から 当事者の男性、明石城西高で授業 おしゃれの選択肢、もっと 障害者ら本音トーク 靴ブランドの起業家ら反響紹介「希望になる」 点字ブロックに貼られたQRコード→読み取ると…東京メトロで広がるナビシステムとは【開発会社に聞いた】

 年齢や国籍、障害の有無などに関係なく、共生できる地域づくりを目指すダンスボックスの事業の一環。2021年の東京パラリンピック開会式にも出演したダンサーの森田かずよさんが演出し、関西を拠点に活動する視覚・聴覚・身体障害者の表現者や手話通訳士、ダンサーが出演する。
 旅をする中で、視聴覚がままならない身体感覚をダンスで表現する。森田さんは「美しさとは何なのか、今ある美しさを感じてほしい」と話している。
 22日は午後6時開演で、終演後は手話通訳付きのトークイベントを30分間予定。23日は午後2時から。同1時には視覚障害者向けの鑑賞ガイドがある(事前申し込み)。当日券もある。ダンスボックスTEL078・646・7044
(丸山桃奈)
【特集ページ】豊岡演劇祭

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