「丹波篠山の黒大豆」に日本農業遺産認定証
2021/03/18 05:30
「日本農業遺産」の認定状を手に記念撮影する酒井隆明市長(中央)ら=丹波篠山市黒岡
兵庫県丹波篠山市などが申請し、2月に農林水産省から「日本農業遺産」に認定された「丹波篠山の黒大豆栽培」の認定証授与式が17日、丹波篠山市民センター(同市黒岡)であり、生産者ら約80人が祝った。
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日本農業遺産は農水省が創設。受け継がれるべき伝統的な国内の農林水産業システムを認定する。丹波篠山は地元発祥の黒大豆「丹波黒」の一大産地で、栽培の歴史や地域ぐるみで培った方法などが評価された。
式典は、コロナ禍のため、東京都内の農水省と各地の認定地をオンラインで結んで開催。野上浩太郎農水相が「伝統的な農林水産業を次世代へ継承し、活性化を図ることが重要。地域のけん引役を担って」と、ビデオで祝辞を述べた。
市農業遺産推進協議会の小田垣昇・副会長は「一発認定は、生産者のおかげ。未来へ、世界への発信に、皆さんと新たなスタートを切り、頑張りたい」と決意を語った。(堀井正純)