黒豆マイスターが直接指導 丹波篠山・西紀南小で種まき体験

2021/06/10 05:30

黒大豆の種まきを体験する西紀南小の児童たち=丹波篠山市黒田

 兵庫県丹波篠山市黒田の西紀南小学校でこのほど、3年生12人が同市の特産物である黒大豆の種まきを体験した。黒大豆の地域特産物マイスター・山本博一さん(82)が指導し、児童たちは熱心に取り組んだ。 関連ニュース 黒豆デニッシュ食パン・播州織の防水布「播包」 北播磨の宝物グランプリに 100年耕し続ける畑で栽培、丹波篠山の黒豆ロール 明石の菓子店が発売 プロ野球「黒豆ナイター」始球式で華麗に大役 丹波篠山の杉本りんごさん

 特産物や農業を学ぶ総合的な学習の一環で、市内各地の小学校で行われている。同校では25年ほど前から、山本さんが毎年、種まきから収穫、乾燥のコツなどを児童に教えている。
 児童たちは、同市職員から今年「日本農業遺産」に認定された「丹波篠山の黒大豆栽培」について説明を受けた後、種まきにチャレンジ。山本さんから「(根が出る)豆のヘソを下にして」とアドバイスを受けながら、25枚の苗箱に詰められた土に種豆を埋めた。
 初めて黒大豆の種まきをしたという女児(8)は「土がふわふわで楽しかった。育てた豆を食べるのが楽しみ」と笑顔だった。(綱嶋葉名)

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