全長5メートルの迫力 近づくと「ガオー」 動く恐竜がお出迎え
2021/07/09 05:30
お披露目された恐竜の模型=丹波並木道中央公園
恐竜などの化石が見つかった「篠山層群」が走る丹波並木道中央公園(兵庫県丹波篠山市西古佐)に、動く恐竜の模型2体がお目見えした。人感センサーを搭載した全長約5メートル、高さ約1・7メートルのティラノサウルスとトリケラトプスが、迫力満点に来園者を迎える。
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篠山層群は、約1億1千万~1億年前にできたとされる地層で、丹波篠山、丹波両市にまたがる。同公園では2011年に小型の獣脚類恐竜「トロオドン類」の化石が見つかり、その地層を間近で観察できる。
模型は、篠山層群と周辺地域からなる野外博物館「丹波地域恐竜化石フィールドミュージアム」をPRしようと設置された。表面はウレタン製で、2体で約600万円。人が近づくと目、首、しっぽ、口が動き、鳴き声が流れる。
お披露目会では、恐竜の迫力に思わず泣き出す子も。「ティラノサウルスが好き」という男児(6)=丹波篠山市=は「(模型は)ちょっと怖いけど、かっこいい」と喜んでいた。
恐竜の模型は、土日祝日の午前9時~午後4時に動く。(真鍋 愛)