但馬牛、丹波地鶏に黒豆…地元産ふんだんフレンチ風御膳 丹波篠山・西紀SAが「おどろきグルメ大賞」

2021/12/30 05:30

関西地区レストラン部門の大賞に輝いた料理をPRする西紀サービスエリア支配人の森村匡志さん=丹波篠山市東木之部

 高速道路のサービスエリア・パーキングエリア(SA・PA)の飲食店が競う「SA・PAおどろきグルメ大賞」で、西紀SA下り線(兵庫県丹波篠山市東木之部)が関西地区レストラン部門の大賞に3大会連続で輝いた。但馬牛のローストビーフ、丹波地鶏のピラフなど8品を取り合わせたフレンチ風メニュー。地元野菜をふんだんに使い、懐かしさが感じられる味わいに仕上げた。(藤森恵一郎) 関連ニュース 注文殺到、27年待ち「幻のコロッケ」 最高級神戸ビーフ使用、1個540円でも赤字 超ローカルフード「ホルモンうどん」ブレークの訳は? 牛肉がない…精肉店なのにガラスケースは空っぽ 唯一の商品は「焼き豚」


 「驚きのあるメニュー」をテーマに、西日本高速道路サービス・ホールディングス(大阪市)が2年おきに開催しているグルメコンテスト。ことし、関西地区のレストラン部門には14のSAが参加した。9~11月に食事をした約2千人の投票と、有名グルメブロガーやコラムニストらによる審査で、最優秀の大賞と特別賞が決まった。
 関西一の栄冠を手にした西紀SA下り線のメニューは、阪根秀樹料理長が考案した「里山のしあわせ御膳『丹波の霧もゆ頃』~奥ゆかしき伝統~」。「食べた人に幸せ(四合わせ)な気分になってもらいたい」という思いから、牛、豚、鶏、大豆ミートの4種類の肉を使用している。
 但馬牛にじっくりと火入れし甘みを引き立てたローストビーフ▽地元野菜と一緒に煮込んだ雪姫ポークの照り焼き仕立て▽黒大豆ミートを包んだロールキャベツ-など、多彩な料理が少しずつ楽しめる。6品を盛り付ける四角い皿は、丹波焼の窯元に特別に作ってもらった。濃厚な黒豆ポタージュは小鍋で熱々のまま提供。カボチャやサツマイモなどの具材がごろごろと入り、ボリュームも満点だ。
 支配人の森村匡志(まさし)さん(44)は「このメニューのためだけに来ていただくお客さまもいて好評。税込み1480円と値段もお手頃にしました」とPRする。
 販売は来年1月末まで。1月4日までは1日限定20食。西紀SA下り線TEL079・593・1133

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