100万円寄付で温泉1日貸し切りに「好きなだけ堪能して」 丹波篠山市、ふるさと納税返礼品に

2022/05/24 05:30

「こんだ薬師温泉ぬくもりの郷」の露天風呂=丹波篠山市今田町今田新田(同施設提供)

 兵庫県丹波篠山市の「ふるさと納税」の返礼品に、日帰り温浴施設「こんだ薬師温泉ぬくもりの郷」(同市今田町今田新田)の1日貸し切りプランが登場した。近日中にJTBのサイト「ふるぽ」で受け付けを始める。(堀井正純) 関連ニュース 「世界でも極めて珍しいタイプの温泉」 京阪神からアクセス良し、丹波地域の「湯」から見えた意外な事実 「落ち武者が見つけた秘湯」平家弔う催し今も「できる限り続けたい」 丹波篠山の籠坊温泉 ふるさと納税3千万円で…返礼品は姫路城の「一日城主」 ヘリで送迎「永久入城権」も

 100万円の寄付に対する30万円相当の返礼プラン。定休日の火曜(祝日は除く)午前10時~午後9時まで、施設内の「丹波焼陶板風呂」「丹波石岩風呂」を自由に利用できる。
 陶板風呂、岩風呂には、それぞれ開放的な露天風呂があるほか、大浴槽や源泉風呂、打たせ湯、サウナなどを備え、「一度に100人入っても大丈夫」とスタッフ。アフターコロナを見据え、企業の社員旅行やグループなどによる大人数での利用を想定している。
 スタッフは「ここを拠点に、丹波焼の窯元巡りなど近隣観光を楽しんでもらえたら。一日に何度も、好きなだけ温泉を堪能して」とPR。ただし、新型コロナウイルス対策で、家族での利用以外は「黙浴」を勧めている。
 施設では、風呂おけをラケット代わりにした名物「桶(おけ)ット卓球」も楽しめる。別料金だが要望があれば、宴会場での食事などへの対応も検討するという。
 同施設は2004年にオープン。市が出資する法人「夢こんだ」が運営している。緑豊かな山懐にあり、野天風呂では季節の移ろいや里山の風景を満喫できる。

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