駅の店舗跡を無償貸与、市が利用者公募へ 休憩スペースの新設も 丹波篠山・JR篠山口
2022/06/17 05:30
市が無償で貸し出し予定の改札前のコンビニ店跡地。現在は自動販売機が並ぶ=JR篠山口駅
兵庫県丹波篠山市は、JR篠山口駅(同市大沢)の活性化プランを打ち出した。コンビニ店が撤退した空きスペースをJR西日本から借り受け、希望者に来年3月末まで無償で貸し出すほか、休憩スペースの新設などに取り組む。
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JR西日本によると、篠山口駅の1日の平均乗降客数は4890人(2020年度)。同駅改札前にはコンビニ店(約12平方メートル)があったが、採算が合わず、昨年9月に閉店。跡地に自動販売機が設置された。
市は跡地活用のため、21日から利用希望者の公募を始める。利用期間は10月1日~来年3月末で、時間帯は原則午前10時~午後5時。物販や市民活動のPRなどが対象で、収益性の有無は問わない。期間や日程に応じ、複数の組み合わせも検討する。1日単位でも可能だが、定期利用を優先する。申し込みは7月28日まで。
また、駅東口にある「神戸大学・丹波篠山市農村イノベーションラボ」を6月下旬から、空き時間にオープンスペースとして開放する。待合、学習、コワーキングなどの利用を見込む。開放は平日正午~午後7時、土日は午前10時~午後5時。
このほか、東口階段下に、空調設備を備えた休憩スペースの設置を検討。改札口前の通路には、木の壁など安らぎやぬくもりを感じさせるデザインで装飾することも考えている。市商工観光課TEL079・552・6907
(堀井正純)