丹波篠山デカンショ祭、今年も中止 コロナ感染拡大でオンライン代替イベント検討

2022/08/01 15:17

神戸新聞NEXT

 3年ぶりに15、16日の通常開催を予定していた丹波篠山市のお盆の風物詩「丹波篠山デカンショ祭」について、主催する同祭振興会(会長・酒井隆明市長)は1日、臨時総会を開き、中止を決めた。新型コロナウイルス感染拡大に配慮した。オンラインでの代替イベントを検討するという。 関連ニュース スクール水着特需 販売店悲鳴 工場はフル稼働…3年ぶり授業再開に「4年分の商品必要」 「姫路城マラソン」4年ぶり開催へ 2023年2月26日、1万4千人募集 姫路「灘のけんか祭り」3年ぶり通常開催へ

 同祭は、全国的にも知られるデカンショ節に合わせて踊る兵庫県内最大級の民謡と踊りの祭典。篠山城跡三の丸広場に設けた大やぐらを囲む「総踊り」が名物となっている。
 コロナ禍のため、2020年、21年はインターネットで動画を配信するオンラインでの開催を余儀なくされた。今年5月の総会では、感染対策を徹底した上で、3年ぶりの通常開催を決定し、準備を進めていた。
 この日の臨時総会では「この感染状況を見れば、残念ながら中止にせざるを得ない」などの意見が多く出た。(堀井正純)

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