田園、伝統的な町並み… 丹波篠山で秋景色めでる自転車旅へ スマホでスタンプラリー開催

2022/08/29 05:30

コース設定をした自転車店経営者、村上大輔さん。ピンク色の「MISSION SPOT!(ミッションスポット)」ののぼりがある市内の協力店には、自転車スタンドや空気入れポンプが設置されている=丹波篠山市役所

 自転車で観光する「サイクルツーリズム」を推進している兵庫県丹波篠山市は、スマートフォンを用いたモバイルスタンプラリーイベント「丹波篠山サイクリングワールド」を催している。銀輪で田園地帯や伝統的な町並みを駆け、おのおののペースで充実した時間を堪能してもらう。期間は11月30日まで。(堀井正純) 関連ニュース 【写真】米国トップのスポーツ自転車「トレック」 神戸・三宮に直営店 神戸でプロの自転車レース開催へ 自転車競技「トライアル」中2で世界王者 国内で7連覇中、再び世界の頂点へ「武器は度胸」

 2020、21年度に続き、スマートフォンアプリ「DIIIG(ディグ)」を活用する。神戸に本社を置く「DIIIG」社が開発・運営するミッションアプリで、位置情報に基づきポイントが与えられるのが特徴。
 現在、用意されているのは「国鉄篠山線の廃線跡をめぐる」(約38キロ、所要時間2・5時間)や「丹波篠山ぐるっと1周#ササイチ」(約105キロ、同6時間)など4コース。ルートは、市内で「自転車工房ハイランダー」を営む村上大輔さん(33)が、市の委託を受け設定した。
 コースを巡りながら、指定された観光スポットや飲食店に立ち寄り、飲食するなどのミッションを達成するとポイントを獲得。ポイント数によって、地元特産品などが景品の抽選に参加できる。
 市内には近年、女性らに人気が高いカフェや雑貨店なども増えており、もちろん寄り道も自由だ。「自転車の旅で、より深く丹波篠山を知ってもらえれば。コロナ禍でも密になりにくいメリットも」と観光関係者。
 このほか市公式観光サイト内に自転車観光の情報をまとめたガイドページも作成し、愛好家たちにPRしている。自転車工房ハイランダーTEL080・5311・7829

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