1941年生産「ジープ」やBMW「イセッタ」…往年の名車141台が集結 丹波市春日庁舎で「フェス」
2022/10/23 05:30
クラシックカーが一堂に集まった会場(2019年、中兵庫クラシックカークラブ提供)
往年の名車が一堂にそろう「中兵庫クラシックカーフェスティバルinかすが」が30日、兵庫県丹波市役所春日庁舎駐車場(丹波市春日町黒井)である。近畿エリアを中心に17府県から計141台が集結、1982年までに国内外で生産された乗用車はもちろん、軍用車からスポーツカーまでのレアものも展示される。同フェス実行委員会の山本勝博会長(84)=同市春日町棚原=は「懐かしい車やオーナーのこだわりが詰まった車ばかり。ぜひ足を運んで」と呼びかけている。(谷口夏乃)
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■3年ぶり開催、カーマニア殺到
丹波周辺のカーマニアらでつくる「中兵庫クラシックカークラブ」の主催。山本会長が、東京など大都市で開かれていた同様のイベントを「地元の丹波でも」と呼びかけ、1999年から始まった。いつも駐車場が満車になるほど盛況だったが、新型コロナウイルス感染拡大で20、21年は中止を余儀なくされ、今回は3年ぶり22回目の開催となる。
イベントを告知すると、3年ぶりとあって、「自慢の愛車」を持つ各地の愛好家から出展の申し込みが殺到。締め切り2週間前に募集を打ち切るほどだったという。
展示するのは、今も現役で走り、改造などの手が加わっていない「ノーマル車」だけ。目玉は戦時中の1941年に米国で生産された「ジープ」や、ロータリーエンジンを搭載した世界初の量産車で、伝説のスポーツカーとも呼ばれるマツダの「コスモスポーツ」など。そのほかにも、現在主流のドアとは逆開きの「スーサイドドア」が採用されたBMWの「イセッタ」などがそろう。
山本さんは「(生産された当時の)ありのままの名車がこれだけそろうイベントはなかなかない。一見の価値はある」と話している。
午前10時~午後3時。無料。