2025/08/09 12:00
【前回(ぜんかい)までのあらすじ】
安芸高田市(あきたかたし)の郷野小(ごうのしょう)でついに出会(であ)えたモトナリはネコネコ神楽(かぐら)の第一人者(だいいちにんしゃ)だった。舞(まい)は強(つよ)く、やさしく、激(はげ)しく、静(しず)かだった。マルが力(ちから)になるために来(き)たことを伝(つた)えると、モトナリの顔(かお)にゆっくりと笑(え)みが広(ひろ)がった。「俺(おれ)たちを救(すく)ってくれ」
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