ニャーーーン! 神戸新聞で昨年4月から毎週土曜日に連載し、12月17日に完結した「かなしきデブ猫ちゃん マルのはじまりの鐘」が今春、絵本として出版されます。再編集した本編36話に加え、今月14日から2週にわたって掲載する特別編も収録。絵本を手に、マルと一緒に兵庫五国の旅に出かけよう!
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「かなしきデブ猫(ねこ)ちゃん マルのはじまりの鐘(かね)」の絵本(えほん)表紙(ひょうし)イラスト
「かなしきデブ猫ちゃん」の主人公は3歳のオス猫マル。物語は「広い世界を見たい」と故郷の愛媛を飛び出したマルが、世界の玄関口といわれる神戸を目指す場面から始まります。
船の中でネコの言葉が分かる小学4年生・桜子と出会い、マルは桜子が大好きだったコザクラというネコをさがし出すことを約束するのです。

愛媛(えひめ)から神戸(こうべ)へ向(む)かう船上(せんじょう)で桜子(さくらこ)と出会(であ)い、マルの冒険(ぼうけん)が幕(まく)を開(あ)けた
教会の聖堂で伸びやかな歌声を響かせる聖歌隊、敵討ちに燃える46匹の赤穂ニャン士、名前のないコウノトリ…。さまざまな出会いを重ねながら、兵庫五国のことを知っていくマル。
連載では県内各地の名所やスポットが登場するほか、地域の歴史をモチーフにした物語などが盛り込まれました。

但馬(たじま)へ運(はこ)んでくれたコウノトリのジョイ。マルが名前(なまえ)をつけてあげたよ
作者の早見和真さんは「純粋に、兵庫の未来を思いながら描いた作品。新聞連載時よりも、より読みやすく、より面白いものになっているはず」と手応えを語ります。
すでに絵本の予約受け付けも開始しており、オリジナルしおりなど予約特典も。アドレスは、https://hyogo-debunekochan.jp/reserve.html
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