早見和真さん、かのうかりんさんによる創作童話「かなしきデブ猫ちゃん マルのはじまりの鐘」の世界を紹介する展示会が今、県内各地を巡回しています。これまでに行われた神戸と姫路の会場には、計7日間で約千人が訪れ、主人公マルや仲間たちとふれあいました。春から始まる兵庫での新たな冒険に向け、胸をワクワクさせているマルたちにぜひ会いに来てください。

焼き物になった名場面を見て、お客さんもマルも大盛り上がり
「マルのはじまりの鐘」は昨年4~12月、毎週土曜の神戸新聞朝刊に連載され、人気を集めました。愛媛県からやってきたハチワレ猫のマル(3歳・オス)が、兵庫五国を旅する冒険物語。最終回では新天地へ旅立つと宣言したマルでしたが、ご好評にこたえて再び兵庫各地を巡る新シリーズが4月からスタートします。
巡回展では、第1シリーズ全36話の新聞パネルや複製原画を展示。神戸栄光教会で歌う聖歌隊メンバー、勇ましい赤穂ニャン士、福崎町の陽気な妖怪たち、丹波竜のぴーちゃん、ネコの仙人や神様…。個性豊かなキャラクターたちとのなつかしい場面がよみがえります。
そして、マルの大ファンだという幼い読者のお母さんが、各キャラクターをかわいいスタンプにしてくれました。また陶芸に打ち込んでいるというご夫婦は、数々の名シーンを焼き物にして再現してくれています。今回の巡回展では、そんな読者の愛情がいっぱい詰まった手づくり作品も含め、約100点が並びます。
各会場にはマルが駆け付け、来てくれた皆さんとの記念撮影会や読み聞かせ会なども予定しています。今後の開催スケジュールは下の表の通り。どうぞお楽しみに!

※神戸、姫路での開催は 終了しています。
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