5月11日から始まる「マルの怪盗Xを追え!」。怪盗Xって? どんな物語になるの? 最終シリーズって本当? 著者の早見和真さんに聞きました。
-まずタイトルに驚きました。今度の作品はミステリー?
「実は先にタイトルから決めたんです。県内にはマルがまだ行っていない市町がたくさんあります。それぞれのまちを絡めてどう物語っていくかを考えた時、途方に暮れてしまいました。そこに縛られるよりも物語を打ちだそうと思ったんです」

第3シリーズのみどころについて語る見和真さん=神戸市中央区東川崎町1
-それがサードシリーズのテーマ?
「『マルの真夏のプレゼント』は、メッセージを強く打ち出したものだったので、今回は『物語って楽しいぞ』という原点に立ち返りたいと考えました」
-怪盗Xって?
「それはまだ内緒。きっとハラハラ、ワクワクする物語になります。今回も新キャラクターが出てくるけれど、特に謎の動物『ノッコー』に注目してほしい」
-今回はラストシリーズと銘打っている。寂しがっているファンも多いです。またマルは帰ってきますか?
「それは神戸新聞次第(笑)。でも、デブ猫ちゃんを誰も知らなかったまちで始めて、これだけファンの人がついてくれたことは本当にありがたく、恩返しのつもりで書きたいです。まだ明かせないけれど、実は次に行く場所も決まっており、マルの最後の勇姿を見届けてほしいと思います」 (聞き手・前川茂之)
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