2024/06/29 12:00
【前回(ぜんかい)までのあらすじ】
逃(に)げるマルコムを高架下(こうかした)の小(ちい)さなトンネルに追(お)い詰(つ)めたマル。激(はげ)しい取(と)っ組(く)み合(あ)いになる。すると壁(かべ)にぶつかったマルコムが、突然(とつぜん)どこかへ消(き)えてしまった。マルが壁(かべ)を見(み)ると、そこには四季(しき)を表(あらわ)す絵(え)が。マルは大(おお)きなかまくらが描(えが)かれた冬(ふゆ)のイラストが気(き)になる。「これが光(ひかり)のトンネル? いや、違(ちが)う。でもマルコムはここで消(き)えた」。マルが手(て)を伸(の)ばすと…。
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