2024/07/13 12:00
【前回(ぜんかい)までのあらすじ】
新温泉町(しんおんせんちょう)に来(き)たマルは、そこで出会(であ)ったおばあちゃん猫(ねこ)「夢千代(ゆめちよ)」に案内(あんない)され、動物専門(どうぶつせんもん)の温泉旅館(おんせんりょかん)へ。湯(ゆ)につかり、冷(つめ)たいミルクを飲(の)ませてもらう。夢千代(ゆめちよ)の故郷(こきょう)は広島(ひろしま)という。そこへ警察(けいさつ)が踏(ふ)み込(こ)んできた。とっさに隠(かく)れるマル。夢千代(ゆめちよ)は警察(けいさつ)にマルそっくりのマルコムが描(えが)かれたポスターを見(み)せられるが「そんなネコは知(し)らない。うちには来(き)ていない」と答(こた)える。
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