2024/07/27 12:00
【前回(ぜんかい)までのあらすじ】
マルは親友(しんゆう)マルコムとの取(と)っ組(く)み合(あ)いでできた身体(からだ)の傷(きず)を癒(い)やすため、新温泉町(しんおんせんちょう)で三(みっ)日(か)ほど過(す)ごし、夜(よる)の町(まち)では熱々(あつあつ)の源泉(げんせん)でゆでられた温泉卵(おんせんたまご)を味(あじ)わった。温泉旅館(おんせんりょかん)の女将(おかみ)のおばあちゃん猫(ねこ)、夢千代(ゆめちよ)はマルコム捜(さが)しの旅(たび)を続(つづ)けようとするマルを気(き)にかけ「南(みなみ)に行(い)った宍粟市(しそうし)にトンネル博士(はかせ)がおるらしい」と教(おし)えてくれる。マルはお礼(れい)を言(い)い、町(まち)を後(あと)にしたのだった。
残り文字数 7054 文字 記事全文 9109 文字