【これまでのあらすじ】

　宍粟市（しそうし）でマルは幻（まぼろし）の生（い）き物（もの）ツチノコ「ノッコー」に出会（であ）う。名前（なまえ）を笑（わら）うマルに「ボクは誰（だれ）にも見（み）つかったことがないんだから」と怒（おこ）るノッコー。しかしマルがこれまで恐竜（きょうりゅう）のピーちゃんやカッパのガジロウ、ガタロウに会（あ）ったことを話（はな）すと、ノッコーは突然（とつぜん）しゅんとするのだった。マルは言（い）った。「一人（ひとり）でさびしかったんでしょ？　良（よ）かったら友（とも）だちになろうよ」

　残り文字数 5589 　文字　記事全文 6723 　文字