2024/09/14 12:00
【これまでのあらすじ】
兵庫(ひょうご)のほぼ真(ま)ん中(なか)、市川町(いちかわちょう)に辿(たど)り着(つ)いたマルだが、きれいな市川(いちかわ)の水(みず)に顔(かお)を映(うつ)しながら弱気(よわき)になって泣(な)いてしまう。すると、頭上(ずじょう)から聞(き)き覚(おぼ)えがある羽(はね)の音(おと)が。大親友(だいしんゆう)のコウノトリ、ジョイが降(お)りてきた! マルに事情(じじょう)を聞(き)いたジョイは、尼崎(あまがさき)の壁(かべ)の絵(え)について「それって、冬(ふゆ)のかまくらの絵(え)?」「だとしたら、マルコムを見(み)つけられるかもしれないよ」と言(い)うのだった。
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