2024/09/28 12:00
【前回(ぜんかい)までのあらすじ】
マルは大親友(だいしんゆう)のコウノトリ、ジョイと上郡町(かみごおりちょう)に着(つ)いた。ひと晩寝(ばんね)て、翌朝(よくあさ)ジョイに案内(あんない)されたのが皆坂(かいざか)の滝(たき)。神戸(こうべ)へ向(む)かうジョイは別(わか)れ際(ぎわ)、マルコムを見(み)つけて戻(もど)るというマルに「たくさん夢(ゆめ)を叶(かな)えてきたマルなら大丈夫(だいじょうぶ)」と勇気(ゆうき)づける。マルはほっぺたを叩(たた)いて気合(きあい)を入(い)れ、滝(たき)へ。凍(こご)えるほど寒(さむ)かったが、滝(たき)に打(う)たれるうちに身体(からだ)は温(あたた)かく、頭(あたま)もクリアになっていった。
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