20代の4教員に暴力・暴言 教育長「前代未聞」

2019/10/07 21:01

7日に開かれた神戸市の教育委員会会議=神戸市内

 神戸市の教育委員会会議が7日開かれ、同市立東須磨小学校の20代教員4人が先輩教員4人に暴行や暴言を受けていた問題について、長田淳教育長が「前代未聞の行為で、心からおわびしたい」と謝罪した。 関連ニュース 神戸の事件で長男犠牲 母親が心情吐露「息子はもう真実話せない」 犯罪被害者支援シンポ 今でも夢に出てくる 米軍に翻弄、80歳漁師の姿描く 映画「勝ちゃん沖縄の戦後」 23日から元町映画館で上映

 会議では、事務局から問題の内容が報告され、教育委員からは「いじめをしてはいけないと教える側が起こした事案で、委員として無力感を覚える」「事実関係や原因をしっかり調査し、再発防止の徹底を」などの意見が出た。長田教育長は「事実関係を踏まえ、厳しく処分する。内部調査に限界があれば、専門家の手を借りないといけない」と述べた。
 市教委は同日付で人事異動を発令し、市教委事務局から2人、別の小学校から1人が教諭として東須磨小に着任。事務局の資質向上担当課長が同校担当を兼務し、学校支援にあたる。(太中麻美)

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