昭和の時代に流行し、全国各地で開業した「回転喫茶」。中心部にキッチンなどがあり、その周囲をドーナツ形の座席フロアがゆっくり回る構造です。360度の風景を座っていながら楽しめるとあって、観光客らの人気を集めました。しかし近年は設備が老朽化し、維持や修理の難しさから、全国的にその数は激減しているようです。
そんな中、兵庫県内には2018年度まで、3つの回転喫茶がありました。山、海、港、ビル群、さらには城まで見渡せる施設も。2022年4月現在も営業しているのは1店だけですが、いずれの施設もその外観は今でも楽しむことができます。DX推進部員が、レトロで魅力的な回転喫茶の世界を、過去記事と写真とで紹介します。
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