竹はたくさんタケノコを生やして、1年で10~20メートルも伸びるくらい成長が早いから、竹林がぐんぐん広がっています。伸び放題、広がり放題になった竹林は「放置竹林」と呼ばれます。田畑を荒らす動物の隠れ家になり、ほかの植物に日があたらなくなって成長の邪魔をします。また、竹は10~15年くらいで枯れるから倒木の危険も大きく、大雨が降ったら土砂崩れにつながるかもしれません。竹林を、これ以上広げないためには、竹を間引きしたり、林の周りの竹を切ったり、手入れすることが大切です。でも、手入れする人は少なくなっています。地域の人口が減って働き手が少なくなり、国産のタケノコが海外産との競争に負けているからです。だから、竹が暮らしに役立つ資源になれば、みんなが手入れをするようになるかもしれないと、頑張っている兵庫県淡路島の人たちの活動の一部を紹介します。
■メンマ作り
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