仕事の楽しさ見つけて 障害者支援で雇用 北区の本紙専売所

2019/10/05 05:30

箕谷神戸北町専売所の社員ら=北区山田町下谷上

 本紙箕谷神戸北町専売所(神戸市北区山田町下谷上)では、就労継続支援A型事業所の通所者に、本紙試読チラシのポスティングなどの作業を依頼している。 関連ニュース 「農福連携」で綿花栽培スタート 加古川の会社と障害者事業所 兵庫県教委の障害者雇用、計画の3割に満たず 厚労省が改善勧告 神戸市で8人コロナ感染 発表漏れの死亡14人確認

 障害者の雇用の場を増やすことが、親の負担を軽減することにつながる-と2016年から始めた。同専売所の脇水博則所長(42)は「以前から福祉活動に関心があり、親戚がA型事業所を運営していたこともきっかけになった」と振り返る。
 3年間で配ったチラシの枚数は計約30万枚。同区衝原から西大池までと配達区域が広いため、通所者たちは車でポスティングエリアに送ってもらい、徒歩で各戸を回るという。
 試読のチラシを見て、契約につながるケースは少ないが、脇水所長は「『ご苦労さま』と家人から言われてやりがいを見いだす通所者も多い。仕事の楽しさを見い出す機会になれば」と話した。(西竹唯太朗)

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