中高生90人参加し救助訓練 神戸・なぎさ公園

2014/01/18 06:42

船で港に届けられた医療物資をリレーする訓練に取り組む中学生ら=神戸市中央区脇浜海岸通1(撮影・宮路博志)

 大地震発生を想定し、要援護者の搬送や海中転落者の救助の手順を確認する防災訓練が17日、神戸市中央区のなぎさ公園であり、警察、消防などの関係機関や兵庫県内の中高生約90人が参加した。 関連ニュース 丹波市、防災マップ更新 地域の危険箇所詳細に 新潟・糸魚川市で大規模火災訓練 昨年12月の大火受け 知事選一夜明け 井戸氏ラジオ出演、5期目へ意気込み

 海に転落した釣り客を救助したり、淡路島の負傷者を同公園周辺の医療機関に運んだりする想定で実施した。
 神戸海上保安部の巡視艇「ふどう」などの船舶に乗せられた負傷者を、中高生らが港で担架や車いすに乗せ、応急手当てのための施設に搬送。看護師が治療の優先度を決める処置「トリアージ」を施した後、日本赤十字社兵庫県支部の職員が応急手当てを施した。
 担架で負傷者を運んだ渚中学校1年の男子(13)は「4人で息を合わせて運ぶのは結構難しかった。災害時は少しでも役に立てるよう、しっかり訓練しておきたい」と話していた。(初鹿野俊)

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