「阪神・淡路」20年へ 鎮魂のろうそく作り 神戸

2014/11/25 16:08

追悼のろうそく作りをするボランティア=25日午前、神戸市灘区摩耶埠頭(撮影・後藤亮平)

 阪神・淡路大震災20年の追悼行事でともすろうそく作りが25日、神戸市灘区の摩耶埠頭公園で始まった。 関連ニュース 九州豪雨 被災地支援へ準備本格化 兵庫県内 子育て世代の防災冊子作製 神戸市とP&Gが協力 9カ国の行政職員 神戸・新長田のまちづくり視察

 ろうそくは、神戸市役所南の東遊園地で毎年開かれる「1・17のつどい」で竹灯籠に浮かべ、暗闇に「1・17」を浮かび上がらせる。市民グループ「神戸・市民交流会」が1998年から続けている。
 朝から降る雨の中、約25人が、全国のホテルなどから譲り受けた使用済みのろうそくを溶かし、半球型の容器に流し込んだ。山形県や青森県のNPOからも手作りのろうそくが届く。当日までに2万個を用意する。
 「ずっと続く大切な行事。若い世代が受け継がないと」と、大学1年生のときから参加する兵庫県立大4年生の宮崎里咲さん(21)。
 作業は12月13日まで。毎週火・木・土曜日の午前10時~午後3時に同公園で。市民交流会はボランティアを募っている。山川さんTEL090・2383・8589
(木村信行)

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