阪神・淡路大震災20年の追悼行事でともすろうそく作りが25日、神戸市灘区の摩耶埠頭公園で始まった。
ろうそくは、神戸市役所南の東遊園地で毎年開かれる「1・17のつどい」で竹灯籠に浮かべ、暗闇に「1・17」を浮かび上がらせる。市民グループ「神戸・市民交流会」が1998年から続けている。
朝から降る雨の中、約25人が、全国のホテルなどから譲り受けた使用済みのろうそくを溶かし、半球型の容器に流し込んだ。山形県や青森県のNPOからも手作りのろうそくが届く。当日までに2万個を用意する。
「ずっと続く大切な行事。若い世代が受け継がないと」と、大学1年生のときから参加する兵庫県立大4年生の宮崎里咲さん(21)。
作業は12月13日まで。毎週火・木・土曜日の午前10時~午後3時に同公園で。市民交流会はボランティアを募っている。山川さんTEL090・2383・8589
(木村信行)