追悼の火、ともし続ける 伊丹の催しに500人

2016/01/16 21:03

ろうそくの火を囲み、犠牲者に黙とうをささげる参加者=16日午後5時46分、伊丹市昆陽池3、昆陽池公園(撮影・小林良多)

 「あの日」を伝え続けよう-。兵庫県伊丹市の昆陽池公園で16日夕、阪神・淡路大震災の犠牲者の数と同じ6434本のろうそくがともされ、約500人が静かに手を合わせた。 関連ニュース ナショナルトラスト運動定着へ奨励賞 西宮のNPO 津波訓練ポスターに有村架純さん 兵庫県 「ミニバスケ全関西大会」に丹波の2チーム出場へ

 ボランティア団体「ユー・アイ・アソシエーション」(赤松弘揮代表)が1996年か続ける追悼行事。
 今年のテーマは「相伝」。21年という時間の輪に2羽の鳥を浮かび上がらせ、「強い意志を持って伝える大切さ」を表現した。
 震災発生時刻12時間前の午後5時46分。参加者は揺らめく明かりを囲んで黙とう。祈りの朝まで、ろうそくを再生しながらともし続けた。(井関 徹)

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