再生願い、石で積んだ「生」の字 武庫川でライトアップ

2019/01/17 15:28

中州に浮かび上がった「生」の文字=16日午後5時46分、宝塚市湯本町(撮影・後藤亮平)

 阪神・淡路大震災からの再生を願い、兵庫県宝塚市の武庫川中州で、石を積んで「生」の字をかたどったオブジェがライトアップされた。 関連ニュース 光に浮かぶ満開の梅園 「世界の梅公園」でライトアップ たつの 「夜桜通り抜け」2年連続中止 神戸・王子動物園 「西宮人形劇まつり」始まる ワークショップで小物づくりも

 昨年8月、台風20号による川の増水で流されたが、12月に市民ら約120人が縦約20メートル、横約10メートルの大きさで積み直した。中心となって制作した同市在住の現代美術家大野良平さん(59)は、薄暮に浮かび上がった光を前に黙とう。「流されては石を積むという繰り返しで、震災を伝え続けたい」と話した(竜門和諒)

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