「阪神・淡路」若者が思い発信を 12月のルミナリエ会場
2019/11/26 09:45
神戸新聞NEXT
毎年1月17日早朝に神戸・東遊園地で開かれる阪神・淡路大震災の追悼行事「1・17のつどい」の実行委員会が、「第25回神戸ルミナリエ」(12月6~15日)の会場に初めて設けられる「語り部ブース」(仮称)を使い、震災について発信したい人を募集している。当時を直接知らない若い世代を中心に募るという。
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語り部ブースは「つどい」実行委と神戸ルミナリエ組織委員会が共同で設置する。場所は東遊園地にある震災追悼スペース「慰霊と復興のモニュメント」周辺を予定している。
具体的な発信方法は希望者を集め、相談して決める。開催時間は夜なので、小学生が表現作品を作って展示するといった参加方法も想定しているという。
「つどい」実行委の藤本真一委員長(35)は「神戸の若者は小中学校の9年間、震災について学んでおり、思いを伝える下地があるはず。若い世代が発信できる場にしたい」と話す。
会期10日間で延べ100人程度を募集。希望者は29日までに「つどい」実行委事務局に電話やメール(info@117notsudoi.jp)、ホームページの問い合わせフォームで申し込む。実行委事務局TEL050・3590・0117
(上杉順子)