2011年12月 衝撃のスクープ記事「初代コウコウ 実は雌」

2020/09/14 15:36

パンダ舎で独りぼっちの日々を過ごす旦旦(タンタン)=2011年10月、神戸市立王子動物園(撮影・吉田敦史)

 2010年9月にコウコウを失って以来、独りぼっちになったタンタンに、うれしいニュースが舞い込んだ。2011年11月1日の朝刊に「王子動物園のパンダ補充 神戸市が合意書調印」との記事が踊った。早ければ来春にも雄パンダがやってくる!はずだった。 関連ニュース 吊り橋を吊っている「縄」をかじって持ち去るニホンリス続出! 巣材に人気でクチコミ(?)拡散…でも橋は大丈夫?動物園に聞いてみた 2歳ホッキョクグマ、ポリタンクで“雑巾がけ”? 偶然のスゴ技が「カワイイ」「上手!」と大反響 でもなぜこんな動きを? 愛らしいタンタン懐かしむ 神戸・王子動物園でしのぶ催し 「中日友好特使」に

 結果から言うと、再貸与は実現しなかった。関係者の落胆はいかばかりだったろう。
 そしてさらにもう一つ、今度は驚きのニュースが12月24日朝刊に掲載される。「初代コウコウ 実は雌 中国帰国後、双子を出産」。なんということだ!10年前、初代コウコウを「雌」と書いてしまったK記者も驚くほかない、衝撃のスクープ記事だった。

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