新聞販売店“看板娘” 3人で勤続102年

2018/09/28 16:46

この道30年以上の(左から)春名啓子さん、浜田宏子さん、篠原ツル子さん=上高丸専売所

 神戸新聞上高丸専売所(神戸市垂水区高丸8)で働く“看板娘”3人のパワーの源は、購読者とのおしゃべりだ。 関連ニュース 加害教員、悪意否定「驚く顔見たかった」 神戸・教員間暴行 子ヒツジすくすく 春までに50匹も生まれるよ 神戸港、寄港キャンセル相次ぐ 「クイーン・エリザベス」も中止

 春名啓子さん(69)、浜田宏子さん(73)、篠原ツル子さん(70)。子育てが落ち着いた、知人に誘われた、など仕事を始めたきっかけは、ばらばらだが、3人ともこの道30年以上の超ベテラン。知名度も抜群で、配達や集金先では「お疲れさん」「待ってたで」とよく声を掛けられる。
 阪神・淡路大震災も経験した。当時は避難所から専売所に通って朝刊を配ったり、集金時、1軒ずつ安否を確認して回ったりしたという。3人は「自分らも大変やったけど、届けなあかんという使命感があった」と振り返る。
 3人合わせた勤続年数は計102年。気力、体力みなぎる3人は「もちろん、まだまだ頑張ります」と力を込めた。(真鍋 愛)

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