明石公園のボート利用、5日から900円に 市が18歳以下の値上げ分助成
2022/03/05 05:30
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明石公園のボート利用料値上げを受け、兵庫県明石市は5日から、18歳以下の市民に対して値上げ分の助成を始める。子育て世代の負担を軽くするためという。助成期間は10月末まで。
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同公園は、県の外郭団体「兵庫県園芸・公園協会」が運営する。ボート利用料をめぐっては維持修繕費を確保するため、5日から1艇当たり620円を900円に引き上げる。
助成を受けるには、乗り場などに置く「助成券」に記入し、券売機で買った620円の乗船券とともに係員へ手渡す。ただし、助成に伴い券売機を改修するため、完成までは、同公園内のサービスセンターで助成券提出と券の購入を行う。
2020年度、ボートは8477回の利用があった。助成期間の3~10月は利用が集中する時期という。利用者の8割を市民が占めると想定している。財源の200万円は、既に編成した予算の範囲でやりくりする。(長尾亮太)