お宝やからこそ、堂々とご覧あれ 民家軒先の巨大プレートは、鉄道ファン垂ぜんの… 明石

2022/10/18 05:30

高尾邦彦さん(左)と巨大なナンバープレート=明石市内

 「D51750」。兵庫県明石市内の民家の軒先に、巨大なナンバープレートが飾られているのを見つけた。この家の高尾邦彦さん(80)が「旧国鉄時代に走っていた、いわゆるデゴイチのプレートやねん」と解説してくれた。 関連ニュース 【写真】伝説の「一番切符」持つ元鉄道マン 自室の壁を埋める鉄道のプレート 「撮り鉄」をワクワクさせる兵庫県庁界隈 国鉄時代の「名車」103系、なぜか兵庫に多いんです ローカル線でのんびり余生

 デゴイチとは蒸気機関車「D51形」の愛称だ。主に貨物の運搬に使われた。もう一つ、主に旅客用だった「C12形」のプレートもあった。どれも鉄道ファンの根強い人気を誇る。国鉄、JRに勤めていた友人から譲り受けた、本物のお宝だという。
 そんなお宝を軒先に飾るのは「貴重な物やからこそ、みんなに見てもらいたい」との思いから。おいとました帰り道、プレートをまじまじと見つめるスーツ姿の男性とすれ違った。(有冨晴貴)

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