おもてなしの心、創作料理競う 淡路島観光協会、19回目のコンテスト

2021/03/03 05:30

笑顔で接客する「おもてなしの心コンテスト」の参加者(中央)=洲本市小路谷

 観光客らへの接客技術を競う「おもてなしの心コンテスト」と、淡路島の食材を使った「創作料理コンテスト」が2日、兵庫県洲本市のホテルニューアワジと、同県南あわじ市の広田地区公民館で開かれた。島内観光・宿泊施設などの従業員や料理人ら64人が、マスク姿で参加。新型コロナウイルスの影響で打撃を受ける観光業界だが、参加者は前を見据え、笑顔で本番に臨んだ。(上田勇紀) 関連ニュース こいのぼり×菜の花×桜 鮮やか春のコラボ 洲本・みたから公園周辺 洲本市のふるさと納税問題 兵庫県の調査に市側は詳細説明せず コロナ禍、高齢者の虚弱リスク高まる 外出自粛で心身の活力低下 神戸の専門外来、利用100件超える


 淡路島観光協会(洲本市)が主催し、いずれも19回目を迎えた。
 おもてなしの心コンテストのテーマは「わくわく」。訪れた人に「わくわくしてもらえるような接客」を目指し、18施設の56人が筆記と実技試験に向かった。実技は働く職種ごとに、客室係(仲居)や電話予約など5部門に分かれる。
 飲食サービス部門では、観光客役に「今度、淡路島に車なしで来るなら、どう回ったらいいか」「おすすめの島の飲み物は」と尋ねられ、参加者はタクシーやバスを案内したり、地ビールを紹介したりしていた。物販部門では、一押しの土産物や観光地を聞かれ、その魅力を伝えていた。
 一方、創作料理コンテストのテーマは「シマベジ」。島の豊富な野菜にスポットを当て、1次審査を通過した8人が自作料理を仕上げた。タマネギやキャベツを使ったスープや、菜の花を盛り込んだスイーツなど料理人の感性が光る作品ばかりで、5人の審査員をうならせた。
 両コンテストの1位、最優秀賞は次の通り。(敬称略)
 【おもてなし】物販 森星羅(淡路ハイウェイオアシス)▽飲食サービス 植田愛理加(渚の荘 花季)▽客室係 楠橋彩奈(淡路夢泉景)▽電話予約 平井晴菜(海月館)▽宿泊 谷美咲(ホテルニューアワジ プラザ淡路島)
 【創作料理】古田光典(道の駅うずしお、作品名=淡野菜の虹寿司)

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