50本のハナモモ、庭先で鮮やか 淡路の中田さん

2021/03/25 05:30

色鮮やかに咲き誇るモモの花と中田登さん=淡路市内

 約50本のモモの花が兵庫県淡路市の中田登さん(83)の庭先で見頃となっている。色鮮やかに咲き誇る花を目当てに友人らが集い、穏やかな春のひとときを楽しんでいる。 関連ニュース 秋なのに…モモ 春の花が突如咲く 白、ピンクなど4輪、季節外れの贈り物 桃の花色鮮やかに 例年より1週間早く満開 川西 冬なのにヒマワリ満開 夏に開花、残った種をまくと次々に…「見ているだけで寒さ和らぐ」 姫路の休耕田

 旧津名郡一宮町の職員だった中田さんは退職した23年前、知人から譲り受けた高さ40センチのハナモモの苗木を庭に植えた。数年後に花を付けたのをうれしく思い、毎年1、2本を植栽。今では最初の株が高さ約10メートルに育ち、その後の木々も5~6メートルに成長した。
 毎年3月、白や紅色の花を咲かせると近隣住民が見物に訪れるように。中田さんはくつろぎながら観賞してもらおうと、テーブルやベンチを設置した。
 24日は地域の高齢者グループを招いた。中田さんが得意の歌や踊りを披露し、「今年は温暖で花ぶりが特に良い。4月の初めまで花が続きそう」と話していた。(内田世紀)

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