ギネス最高齢コアラ「みどり」祝25歳 歯は丈夫、いまだに食欲旺盛 淡路・イングランドの丘

2022/02/08 05:30

飼育員から餌のユーカリをもらうみどり=南あわじ市八木養宜上

 兵庫県南あわじ市八木養宜上の観光施設、淡路ファームパーク・イングランドの丘が飼育する雌のコアラ「みどり」が今月1日、25歳の誕生日を迎えた。昨年、飼育下で史上最高齢のコアラとしてギネス世界記録に認定されており、また一つ年を重ねた。 関連ニュース 最高齢コアラ「みどり」にギネス証書 イングランドの丘で贈呈式 神戸から移ったコアラ2匹公開 南あわじ・イングランドの丘 日本の長寿コアラ、淡路島が上位独占 秘密は餌

 みどりは、兵庫県と姉妹提携する豪・西オーストラリア州から、2003年に寄贈された。
 飼育担当の平山泉さん(25)によると、24歳の1年間、体調を崩さず、元気に過ごした。通常、高齢になると歯がすり減って餌を食べられなくなるが、みどりはしっかりと歯が残り、食事量が安定している。12歳下のコアラと同じ量の餌を平らげる食欲旺盛っぷりを発揮している。
 ファンらからは、誕生日を祝う花やメッセージカードが続々と届いた。同施設を訪れた姫路市の女性(69)は、「これだけ長寿のコアラがいるのは兵庫にとっても誇り。私もみどりに見習って、元気に長生きしたい」と話していた。(中村有沙)

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