洲本のドーム型スポーツ施設、屋根が破れる 台風11、14号で次々と被害 「GOGOドーム」来春まで使用停止

2022/09/27 21:30

屋根に開いた穴から風雨が吹き込む内部(洲本市提供)

 兵庫県洲本市五色町都志の全天候型多目的広場(GOGOドーム)の屋根の一部が、今月6日の台風11号と19日の台風14号による強風で破れ、洲本市は27日、来年3月末までGOGOドームの使用を停止すると発表した。(吉田みなみ) 関連ニュース 「仕方ない」「やっぱりか」…「終電」7時間繰り上げのJR神戸駅、計画運休に漏れた人々のため息 台風接近で現れた厄介者「屋根の瓦、ずれちゃってますよ~」→私「実家が材木屋です」 悪質業者の撃退法が話題 大型台風近づき「ATMで現金引き出して」「停電したら現金しか勝たん」 過去の災害ではクレカ、電子マネーが使えない事態も


 破損はテント部分3カ所で計291平方メートル。市によると、9月6日の台風11号でまず、南側の約63平方メートルが破れた。排水の応急処置をして利用を続けたが、さらに、19日の台風14号で南側の約190平方メートルと側面の約38平方メートルが破損。台風の雨風で人工芝も傷んだ。
 GOGOドームは「高田屋嘉兵衛公園」内に、1998年に完成した。事業費約3億円。広さ約3千平方メートル。同公園にある宿泊施設の利用者やテニススクールが使っていた。
 行政経費の削減に向けた市公共施設の再編計画で2023年までに廃止する方針で、市農政課は「業者に修繕費の見積もりを依頼中。最低限で済ませたい。金額を見て修繕するか決める」という。来年4月以降に再開するかどうかは未定としている。

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ